フィリピン留学を中心に英語留学を詳しく解説

日本で学ぶ限界

英語を身に付ける必要性

日本を含む世界中でグローバル化が進展し、日本の企業は大企業であれ中小企業であれ、何らかの形で世界と関わりを持つようになりました。つまり、企業活動のグローバル化です。その結果として、日本企業の通常業務の中で世界共通語である英語と接する機会が激増し、各企業の従業員は英語を身に付けることを求められるようになりました。
その影響を最も強く受けているのが大学生です。英語を身に付ければ就職活動で有利になる。いや、身に付けなければ不利になる。就職活動を勝ち抜いて希望する企業に就職するために、大学生たちは英語を身に付けようと懸命になっています。フィリピンを始めとする英語公用語国への留学もそのひとつの現れです。
ではなぜ日本の大学生たちは、あらためて英語を身に付けなければならないのでしょうか。つまり、なぜ身に付いていなのでしょうか。我々日本人は中学校から大学卒業まで10年間に渡って英語を学んできています。それなのになぜ留学などの方法で英語を身に付けなければならないのか、この点を検証する必要があります。

日本の英語教育

英語を10年間も学んできたのに、留学などの方法であらためて英語を勉強しなければならない。その理由は一言で言うと、10年間学んできた英語と、企業が従業員に求める英語が違うからです。学校で学んできた英語では企業のニーズに応えることができない。学校教育で教えている英語と、グローバルな企業活動の中で求められる英語は別のものである。つまり、学校で学んだ英語では、世界でビジネスを行うことができないということです。
では、なぜグローバル社会が求める英語と、日本の学校で学ぶ英語とは一致しないのでしょうか。その前に、グローバル社会が求める英語とは何かについて考えてみましょう。企業活動が国際化すると、取引先や顧客が外国企業となります。そうなりますと当然、取引先などの外国人と商談や業務連絡などを行う必要性が出てきます。つまり、外国人とコミュニケーションを取るということです。そこで使用される仲介言語が英語です。つまり、グローバル化が進展した現在のビジネスシーンで求められる英語とは、コミュニケーションツールとしての英語なのです。
これに対して日本の学校教育における英語とは何か。一言で言うと、入学試験の採点者に見てもらうための英語です。日本の学校教育において、英語の位置付けは大学入試の1科目です。教える内容は入学試験の内容をターゲットとしたものになります。その上、入試とは一方通行です。英語でやり取りをするわけではありません。答案を書いて提出して採点者が採点して終わり。採点者から聞き返されることもなければ、採点者とコミュニケーションを取る必要もありません。学校教育における英語とは一方通行のコミュニケーションツール足り得ない英語なのです。
日本の英語教育、言い換えれば日本の大学入試における英語とは、長らく言われてきたように文法偏重であり、読解重視です。正しい文法で英語を記述できること、書かれた文章を読めることに重点が当てられてきました。こういった英語教育では、ビジネスシーンが求めるコミュニケーションが取れる英語を身に付けることができないのは当然のことでしょう。
また、学校教育の英語の問題点をもう一つ挙げるとすれば、それは教員でしょう。日本の英語教員の多くはTOEICで700点を取ることができないと言われています。TOEIC700点といえば、日本のそこそこの企業に入社するための最低ラインとすら言われているレベルです。大学生がクリアするレベルを日本の英語教師がクリアできないという、非常に残念な状況になっています。
そしてそれ以上に問題なのは、英語教員の多くが英会話ができないという事実です。文法は分かる。読解もできる。でも、リスニングとスピーキングができない。これが日本の多くの教員の実態ではないでしょうか。世界は聞けて話せる英語を求めているのに、日本の教員は英語で聞くことも話すこともできない。これでは、グローバル社会が求める英語を、大学生たちが身に付けることができるわけがありません。

ネイティブから英語を学ぶ

学校に頼っていては、企業が求める英語を身に付けることができない。就職の際に武器となる英語のリスニングとスピーキングの能力を高めることができない。就職活動を勝ち抜くために、大学生は様々な試みをしてきました。
我々の記憶に最も強いイメージとして残っているのは、駅前留学のNOVAでしょう。ピンクのウサギのテレビCMを覚えている方も多いでしょう。多くの人がNOVAで英語を学ぶために駅前留学をしました。さらに利便性を高めて、テレビ電話を使って自宅で学ぶお茶の間留学なるものも生まれたほどでした。
そして、英語を学ぶ方法として最近になって流行しているのがオンライン英会話ではないでしょうか。スカイプなど無料もしくは安価に使えるインターネットの通話サービスの普及がオンライン英会話を後押ししました。スカイプを使って海外にいる英語教師と会話練習をする。IT技術を駆使しているため費用が安く済み、オンライン英会話の人気は高まる一方です。
駅前留学とオンライン英会話には共通する点があります。それは、そこで教える英語教師がネイティブスピーカーであることです。
上述したように、企業が求める英語とはコミュニケーションツールとしての英語、つまり、聞けて話せる英語です。しかし、日本の学校教育における重点は文法と読解であり、それゆえ、日本の英語教員たちは聞いて話すことができません。日本の教師に頼っていてはリスニングとスピーキングの能力を伸ばすことができない。そのため、ネイティブの英語教師が教えてくれる駅前留学とオンライン留学が流行したわけです。
しかし、駅前留学にしてもオンライン英会話にしても、授業が終わったらネイティブとの交流も終了です。英語でコミュニケーションを取ることはできません。ですが、留学ならば可能です。留学であれば授業が終わったあとも回りにいるのはネイティブスピーカーだけですので、ずっと英語でコミュニケーションを取ることができます。そのため、今も昔も大学生たちは英語のコミュニケーション能力を高めるために留学をするのです。